今更ですが、デッサンとパースの勉強を始めました。
……なんとなく描けるもの&楽に描けるもので我慢して、この先もずっとそれに甘んじ続けなきゃいけないのは、さすがに悔しいので。
面白味もないお手本のひたすら模写の繰り返しはやっぱりつまらないですが、頑張ればこの苦がいつかは報われると信じて毎日こつこつやることにしようと思います。
紙と鉛筆と消しゴムが久しぶりに大活躍。
アナログで基礎練習をやる一方で、デジタル作業の感覚もど忘れしないようにラフでもいいから何か一枚描くように心がけてます。
女の子は描いててやっぱり楽しい……。
描いてて楽しいものは変わらず同じでも昔の自分と今の自分とでは、キャラを使って「やりたいこと」は相当に食い違ってる気がしてきた。
いや、実は同人サークルデビューした頃から既にそうだったのかもしれない。
東方というジャンルに出会って自分で絵を描きだした頃は某所の絵板に投稿したことを契機に、今後は自分もエロ創作方面で精力的に活動していこうと目論んでた筈なのに、いつの間にか「テンプレ的なエロパロなんて、もう今の界隈じゃ珍しくもなんともないし自分が描いててもつまらないんじゃないか?」なんて随分生意気なことを考えるようになってたんだよなぁ……。
実際にまだ形としての作品を作ってもないのに、脳内で既にやった気になって見切りをつけて……。
要は自分の立場をまったく客観視出来てなかったわけ(汗)
かといって、ニッチでアブノーマルな変態性癖を世間に堂々と晒すほどの度胸も持てなかったりしたもんだから、もう完全に心が宙ぶらりん。
作家として表現したいものはもうないけれど昔からずっと憧れだったイベント会場には行きたい、奇異をてらってまで目立ちたいとも思わない。
そんなだから申し訳程度のいろいろな意味で薄っぺらいコピー誌しか出せなくなる。
絵は上手くなくても自分で何かを表現することに真剣だったり、仲間と交流することを心底から楽しんでる人たちはイベント会場にいっぱい集まってきてるのにね……。
リアルで忙しくなったとか歳で気力がなくなったとかは言い訳で、実際は志の意味でも実力の意味でも偽物である自分の姿に耐えられなくなったために同人サークルを辞めたようなものかも。
それにしても、サークル引退したくせに筆を折ることだけはこうやって未だに諦めきれてないって、相当変わってる気がするな……。
公式テレビアニメ化とかしない限り(商業化自体が嫌いってのではなく、自分はやっぱりイメージの一元化&押しつけが嫌いなんだな……)は、いろんなものをこれまで沢山くれた東方はずっと好きでいるつもりだし、そういう想い含めて惰性なのか執念なのか、もうどっちだって構わない。