うでがため

絵柄をちょっと変えたせいか、女の子描くの久々に楽しい。
「いい歳こいて何やってんだよ……俺」って自虐に浸る、そのひとときすらも今は楽しい。

女の子という題材で絵を描くにしても、これまでずっと活動してきた東方以外で何か別のキャラカタログにどっぷりハマれないものかと一時期模索してたんですが、新天地への移住はやっぱり上手くいきませんでした。

まぁ、そういう迷走の期間もあって、こうして“はじまり”の地にまた戻ってこれたんだし過ぎたことは気にしないようにしますね。



シリーズ中で輝針城はキャラも曲もどれも総じてお気に入りですね。
特に針妙丸ちゃんの性格設定が素でお人好しの良い子(さすが、お伽噺ヒーローの末裔)ということで、思わずぐっときてしまいました。
ちなみに、こういうボーイッシュな外見のキャラが……(もうええっちゅーねん)

Twitterのほうで以前さらっと触れましたが、弾数を撃って出るために作業の効率化と絵柄を見直すことにしたのでした。
強弱を付けない線＆アニメ塗り。

びっくりした？

ポップでいい感じ……と個人的には思ってますが、どうなんでしょう？
健全絵ならともかく、エロには全く向かない絵柄(誰得過ぎる……)なのかもしれませんが。
あちこち枯れてきてるので昔のように偏執的なまでにエロなイラストを沢山描きたいとも思いませんが、だからといって表現の幅を自ら制限してしまうのは随分勿体ないですからね。

漫画ならともかく、単発イラストとしては情報量が少なすぎてパンチ不足な絵柄だという見方もあるのかも。
とはいえ、いかにもな萌え絵風で作業工程的に手が込んだイラストはもはや過剰供給の一途ですし、ひねくれ者な自分がやる意味があるのかなぁ……って、生意気なことを考えた末に、こうなりました(汗)



そういえば、神霊廟のキャラ初めて描いたんだよなぁ……。
こういうボーイッシュな見た目のキャラが三度のメシより好き。

シリーズこの辺りで東方熱が一旦冷めた(主に前作との宗教ネタの被りとか)のは記憶してます。
ファンアート描いたり弾幕シューティング遊んでられないほどハードモードな生活を強いられてたせいもありますが(汗)

時を置いて、関連書籍だとか黄昏のほうのゲームでの補足＆キャラ付けとかがある程度溜まってきた辺りでまた魅力的に映ってきたのかもしれません。
自分勝手な理由を付けて作品に見切りを付けるのは簡単だけど、また何かの拍子に昔の情熱が戻ってきたりもするからホント、分からない。
やっぱり、好きで手を出し始めたものは長い目で見ないといけませんね。

不満が残る部分はいくらかあっても、最後まで完成させて一つの作品として仕上げる。
それを継続的に数多くこなすことで個人差はあれど、おのずと技術は着実に上がっていく。

思い通りに行かないことに嫌気がさして、作品として未完成のまま途中で制作を投げ出す。
たまたま気分の乗ったときだけしか向き合わないから僅かな持前の技術も劣化していく一方。

……モロに後者だなぁ、自分は。
過程をすっとばして結果ばかりを追い求めようとすると、やりたいことと現実とのギャップに苦しむ羽目になるってこと。
お手本を見ながらだと一応は似せた風に仕上げることは出来るセコさは備わっても、それに逃げてばかりで自力が育たない。

モノクロで活動してた頃の自分の過去絵を見直すと、下手なりにわき目ふらず最後まで仕上げる(そして、それをわざわざ人に見せる度胸も……)感じでやってたことがよく分かる。
毎度思うことだけれど、ピクシブが出来て流行だした辺りくらいから自分の中で何かが変わってしまった。
趣味なんだからマイペースでこつこつやっていけばいいのに周りの基準ばかり気にして、自分もそれに歩調を合わせなければいけないみたいな強迫観念が生まれてきてしまってる。



昔の絵柄はこんなんだったなー……って意識してささっと描いてみました。
びっくりするかもしれませんが、最近になってやっと板タブオンリーで線画の清書まで済ませられるようになりました(汗)

……昔ながらの紙に描いたラフをスキャナーで取り込んでそこからデジタルでペン入れ起こすってのは、気合の入った一枚の作品を仕上げるにはいいのかもしれませんが今後の自分に必要なのは気合(たまに出る程度の“やる気”は単に気まぐれともいう……)ではなく、弾数を撃つことで「これが自分なんだ」って常に納得させ続けることだと思うのです。

おこんばんは、長らく失踪スイマセンのいなみでございます。

毎度ながら環境の変化とか病気とか、いろいろありましたが、なんとか乗り越え生き長らえております。
理想ばかり高く挫折しちゃまた夢に溺れて……の繰り返し。

知ってる方は既に知ってると思うんですが、活動名義を変えてまた別の界隈で絵描きの真似事をやってました。
常に一定でブレない自分というものに耐えられない性分なんですよね、元々。

それでも、自分の“はじまり”のひとつであるこのブログを削除に踏み切るまでの勇気はついに持てませんでした……。
東方という文化(最早ジャンルの域を越えてるとの私見によります)に出会ってなければ、自分で絵なんか描こうとは思ってなかったでしょうね。
新しいものに対する嗅覚も大切、でも、やっぱり“故郷”をあっさり捨ててまで新天地を追いかけたいとも思わないです。

“縁”それから“思い出”だけは大事にする人間でありたい。

長らくご無沙汰しておりました、いなみです。

もう歳が歳だし、同人イベント活動のほうは潔く引退ってことにしました。
未練はありますけどねぇ……会場内で未来ある若い皆さんに混じって、底の見えたおじさんが無理していつまでもはしゃいでるわけにもいきませんから。

イラスト制作自体は完全に飽きるまで続けていこうと思っています。
ピクシブがあるから個人でイラストブログとかやる意味はもうあまりないよな……ってずっと思ってたら、いつの間にやら状況はすっかり変わっていたようです。
人気ジャンルでサークル活動やらしてもらってる間は、ユーザーにもメリットはそれなりにあるってのは実体験から間違いじゃなかったわけですが。

ピクシブの功罪については、最早あえて語らなくてもよいでしょう。
絵描きさんとの交流用に一応はアカウント残しますが、あそこは自分にとってはもう作品を安心して置いておける場所じゃないって思いは変わらず……。

ちょうど最後のイベント活動辺りからずっと放置だったブログに再び見直しの機会を持ってみました。
イラスト制作を続けるのであれば、発表の場が当然いるわけですから。

さて、問題は今後は何を主なネタにするかですが……。
昔ほどはもう色んなものに情熱を持てない自分が何を残していけるかってのが、自分にとっても興味深いテーマではありますが。

誰かから“何かやってる人”って認識されていたい、そのための手段は実は何だってよいのであるが……。